Symbiosis between humans and the globe through the power of microbes
行き詰まった現状への社会実装
20世紀以降のおよそ100年。歴史的に見ればとてもわずかな間で、人類は化石燃料資源をフル活用し、高い利便性、安定性、物性をもつ様々なプロダクトを生み出してきました。それらが私たちの生活を豊かにしてきた必須のものであった一方で、必須ゆえの依存、グローバリゼーションの非対称性を導き、先進国では大量生産・大量消費・大量廃棄があたりまえとなり、地球全体を蝕んでいます。
「豊かさ」「あたりまえ」の引き換えとなったのが、地球規模での気候変動です。環境課題の大きな要因である温室効果ガスの排出が生態系とその多様性に悪影響をおよぼし、さらには異常気象や淡水資源の減少、砂漠化の進行などによって、食糧不足のリスクを高める一因になっていることは詳細には言うまでもないでしょう。「豊かさ」「あたりまえ」を、人類が自ら手放そうとしているとも言えるのかもしれません。
こういった行き詰った状況に対して、無尽蔵にある空気を資源とすることを目指し、京都大学発のスタートアップとしてSymbiobeは立ち上げられました。二酸化炭素、窒素の固定によってタンパク質や窒素化合物といったプロダクトのもとを生む微生物の可能性を解き放つべく研究開発を進め、基盤ができあがった現在、私たちは研究成果の社会実装という次のフェーズに立っています。
「共生」を意味する「Symbiosis」を由来とする社名には、微生物の力を借り、地球と人とのより良い共生環境を実現していきたいという願いが込められています。
Corporate Information
- 会社名
- Symbiobe株式会社
- 設立年月日
- 2021年1月8日
- 所在地
- 〒615-8245 京都市西京区御陵大原1-39 京大桂ベンチャープラザ南館
- 資本金等
- 1,080,740,364円
- 役員
-
- 代表取締役:伊藤 宏次
- 取締役(CTO):沼田 圭司
- 社外取締役:有馬 暁澄
- 社外監査役:大江田 憲治
- R&D Partners
- 京都大学、京都大学大学院農学研究科附属農場、三井住友建設、島津製作所、Spiber、出光興産
Team
Team
確かなビジョンがチームの多面性、柔軟性を豊かにする
Symbiobeのバックグラウンドには京都大学のアカデミアがあります。そこでの研究・活動の根拠となっているのは、Symbiobeが創業時より掲げている「地球と人とのより良い共生環境の実現」という普遍的なビジョンです。
一言で括られてしまうことが多い「環境課題」の内容は実に多岐にわたっており、したがって私たちの事業推進にも様々なバックグラウンドをもつプロフェッショナル、多面的で柔軟な少数精鋭のチームが必要となってきます。微生物学や遺伝子工学、農学、あるいはエンジニアリングなど、Symbiobeにはそれぞれの専門家が集まっており、日々、振れ幅の大きい議論が交わされ、互いに知識を分かち合っています。
すべてはビジョンと目指すべきゴールのために。その世界観に共感した人たちがタッグを組んだ多彩な集合体こそが、Symbiobeのチームなのです。
現在当社では、私たちのビジョンに共感し、共に働ける新たな仲間を募集しています。ご興味のある方は下記のCareersよりご確認ください。